楽しいひとときカルチャ−スク−ル
コスモスの会(女性組合員対象)のレクレ−ションとして苔球つくりを開催しました
和やかな雰囲気のなかでおこなわれ楽しい一日でした。



■苔玉とは?
 苔玉とは、山野草、観葉植物など好みの植物の根をケト土 (湿地の植物が腐っ
てできた黒い粘り気のある土)で包み、 表面に苔をはり糸で固定し密生させたも
のです。
 日本伝統の盆栽での”根洗い”の技術、樹木の移転での”根巻き”の技術などか
らヒントを得て応用したものと思われます。
 苔玉は受け皿や敷物を工夫することによって全く違った雰囲気を醸し出し、和風
にも洋風にもなります。リビング、オフィス等で個性的なグリーンインテリアが楽し
めます。 また苔玉は育てるのも楽しいものです。

■苔玉のお手入れ

(水やり )
苔玉のどの植物にも共通の基本の水やりは「苔の表面が乾いたらたっぷり」です。
バケツなどの容器に水をはり、苔の部分をドボーンと5分間位浸けます。
その後水を切り、受け皿に載せ、水をはらない状態で管理します。
受け皿に常時水をためて育てるのは根腐れのもとになりますので、やむを得ず
留守にする時以外はやめましょう。 また植物によっては空中湿度を必要とする
ものもありますので、霧吹きをしてください。

置き場所
明るく日当たりの良い室内がベストです。

 苔は根からの水分の吸収はほとんどなく、空中の湿気を吸収して育ちます。
しかし人が生活する室内は、苔が生育する林の環境とは大きく異なり極めて乾燥
しています。 このため室内に置きっぱなしにせず、時々屋外に出して日光浴をさ
せてやりましょう。 雨に当てるのも一つの方法です。
また苔は日陰ばかりでは成長せず、だんだん茶色くなってきます。
適度な日光が必要なわけです。ただし真夏の直射日光はさけてください。

その他
肥料は基本的にはしませんが、1〜2ヶ月に一度液肥を水やりの要領でやっ
  てください。
苔が生え揃ってきたら時々表面を短くカットするときれいです。
生育旺盛な植物は表面に根がでてきますが、カットしても構いません。
苔玉の植物が枯れて苔だけの状態になっても、苔に水分を与えておけば苔は
  成長し苔ボールとして楽しむことができます。また挿し木が可能な植物であれば
  上部に挿して根付かせることもできます。

■受皿を選ぶ
苔玉には十分な水やりが欠かせないため、何らかの受け皿が必要です。
気にいった器を見つけて飾るのも楽しみになります。受け皿をちょっと代えるだけでも
今までとは違ったイメージで楽しめます。

苔玉のサイズより大きめの物を選んだ方が苔玉も引き立ちますし、豪華にみえます。
しっとりした陶器が一般的ですがガラス器も洋風で良いものです。
また竹皿なども趣があって面白い味が出せます。

■楽しく飾る
美しく完成した苔玉はやはり室内に飾りたいものです。
貴方のお部屋を素敵に演出してくれます。
受け皿を代えたり、飾る場所を工夫したり、ちょっとした付属品を添えたりして、より
いっそうお洒落な苔玉を楽しむことができます。
同じ苔玉がこんなにも雰囲気が変わって見えるとは本当に不思議ですね。
貴方のセンスで個性的な演出をして楽しんでください。