尼崎市にリビング・ウェイジ条例を
 11月2日「今こそリビング・ウェイジ条例を尼崎集会」が開催された。
講師として斎藤貴男さんに来ていただいた。斎藤さんは今日の労働現場の実態、教育現場で進められている差別化の実態など提起され、尼崎でリビング・ウェイジ条例の制定運動が進められていることに熱いエールを頂いた。今回の集会は尼崎地区労・武庫川ユニオンが参加している「尼崎にリビング・ウェイジ条例の制定をめざす会」が主催した。参加者が多彩だったのが特徴だ。尼崎市議会議員の方々も会派を越えて11人が参加いただいた。また尼崎市の委託業務(家庭ゴミの収集)経営者の立場からの発言もあった。
  尼崎市議会では連合尼崎が提出した「尼崎市の契約及び公正労働基準確保に関する条例を求める」陳情が、10月に採択された。尼崎市が条例提案をしなければ、議員提案で条例制定を目指すことが意思統一されようとしている。11月8日には「公契約条例を実現させる議員の会準備会」が、発足し12月には正式に発足する予定となっている。
  昨日の集会には110人が参加し大変熱気ある集会となったが、。まだまだ市民の一部にしかすぎない。今後私たちがしなければならないことは、条例の必要性を市民の間にさらに広げる。当面する利害当事者である自治体関連労働者に広げ運動の主体になってもらえるようにしていくことが必要だろう。
  このブログを覗いていただいたみなさん、尼崎の動きに注目してください。そしてあなた方の地域でも是非運動を広げてください。運動を続ければ、それが今日の情勢に求められている運動であれば、たとえ最初は少数でも必ず共感を呼ぶことに確信を持っていただきたい。尼崎でもほんの数カ月前までは本当に一部の人たちの願の夢にすぎなかったのですから。運動はおもしろいものです。


阪神支部からは9名が参加しました。