参加人数:26名
男性:12名
女性:14名

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尼崎市西消防署武庫分署の救急隊員のみなさまご苦労さまでした。
講習会に参加されました26名のみなさまお疲れさまでした。



心肺蘇生((しんぱいそせい)(CPR)の手順

@ 反応を確認し、助けを呼ぶ
 ・倒れている傷病者を発見したら肩をやさしく叩きながら、「大丈夫ですか?」と呼びか
   け、反応を確認します。
 ・呼びかけなどで目を開けるか、何らかの返答や目的のあるしぐさがない場合は「反応な
   し」と判断します。
 ・反応(意識)がなければ、周囲にいる人へ助けを求め、119番への通報とAED(自動
   体外式除細動器)の手配を依頼します。
 ・正常な呼吸(普段どおりの息)をしている場合は回復体位にして様子を見守ります。


A 呼吸をみる
 ・傷病者の呼吸を観察するためには、胸と腹部の動き(呼吸をするたびに上がったり下が
   ったりする)を10秒以内でみます。
 ・胸と腹部の動きがない場合や、10秒かけても判断に迷う場合は、呼吸が止まっていると
   判断します。


※ 注意!!
  心停止が起こった直後には、しゃくりあげるような呼吸が途切れ途切れに起こる
   「死戦期呼吸 (あえぎ呼吸)」とよばれる呼吸が見られる場合がありますが、
   「普段どおりの息」ではありません。心肺停止と判断してください。
  ・胸の真ん中に片手を置き、その上にもう一方の手を重ねて置きます。
  ・肘をまっすぐに伸ばし、体重をかけ強く圧迫します。
  ・1分間に少なくとも100回のテンポで30回続けて圧迫します。
  ・圧迫を緩めるときは、手を胸骨から離さずに元の高さまで戻します。


B 人工呼吸(省略可能)

  胸骨圧迫を30回続けたら、その後気道確保をして、人工呼吸を2回行います。

(1)気道確保
 ・片手で傷病者の額を押さえながら、もう一方の手の指先を傷病者のあごの先端、骨の
   ある硬い部分に当てて持ち上げます。
 ・傷病者の顔がのけぞるような姿勢になり、あご先が持ち上がります。
 ・このような動作によって傷病者の喉の奥を広げ、空気の通り道を確保する方法を頭部
   後屈あご先拳上法と呼びます。

(2)人工呼吸
 ・傷病者の気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で鼻をつまみます。
 ・口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて
   吹き込みます。(軽く胸が上がる程度)
 ・いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。
 ・うまく胸が上がらない場合でも、吹き込みは2回までとします。

  :傷病者に出血がある場合や、感染防護具がなく人工呼吸がためらわれる場合は、
    人工呼吸を省略して胸骨圧迫を続けてください。

C 胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ

 ・胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを繰り返します。