平成19年度 経過報告

 労働保険事務組合兵庫県土建一般労働組合阪神支部は、支部の運動の一環として、労働者・
一人親方・親方の業務上の災害における適用を中心に取り組みました。
 この間、事務組合への加入促進、さらに事務処理のレベルアップを図るための各種研修会・
説明会・学習会への参加で、事務組合として皆様方の期待に応えるために努めて参りました。
 当組合においては、「支部機関紙」や「建設ひょうご」を通じて加入促進と労働保険に関
する意識の向上に取り組んできました。また、日常の事務処理では、保険関係の成立届、毎
月の着工報告(事業開始届)、事故発生にともなう諸手続き、医療・休業補償・障害などの給
付請求事務手続きの指導、備え付け書類の完備、年度更新時は、確定・概算保険料の計算、保
険料納入通知・徴収および納付などの作業と一定の役割を果たしてきました。さらに事務組合
の窓口としての応対と指導、各関係機関への対応などおこなってきました。
 建設産業での労働災害の事故発生件数は依然として高い数を示しているのが現状です。
 これに対処するには安全対策の確立であります。組合本部では、労働保険事務組合兵庫士建
21支部で連絡協議会をつくり、安全対策委員を設置し、研修会・学習会をおこない組合間の
交流を深めてきました。
 アスベスト対策については、本部と協力し組合員の立場に立って対応し、問題の解決に
あたってきました。
 事務組合として、事故防止のため、本部、監督署の指導とともに組合員各位のご協力をえて、
安全対策を強化して行く必要があります。
 なお今年度の当組合の事故件数は21件(昨年21件)でした。
 組合では、事故防止のヘルメット、安全靴、命づな、防じんマスクなどをあっ旋してきま
した。
 最後にこれからも労働保険事務組合兵庫県土建一般労働組合阪神支部の運動を一層充実し、
組合員の災害防止と安全のための取り組みを強めます。
 また、万一の災害発生に対しては、迅速・適切に処理するよう努めてまいります。
 皆様方の一段のご協力をお願いし、経過報告にかえさせていただきます。

 ◇事務組合加入状況報告(平成20年4月1日現在)

   ※事業主委託事業場
   一元事業場
   28場
(27)
   二元事業場
199場
(186)
   雇用保険
12場
(11)
   ※第1種特別加入者(事業主)
167名
(160)
   (事業主に従事する家族従業員〉
32名
(31)
   ※第2種特別加入者(一入親方〉
256名
(242)

   (一人親方に従事する家族従業員)   

0名
(0)
()内は前年度

 ◇事故発生状況報告
   平成19年4月1日より、平成20年3月31日までの一年間の事故発生状況は次の通りです。
  労働者7名、一人親方11名、事業主3名の合計21件となっています。
   電動工具の使用中に発生した事故がめだっています。高所作業では必ずヘルメットを
  着用し、命綱をしてください。低い所だといっても注意を怠らず、気持ちを引き締めて
  作業にあたってください。機械の取り扱いには十分に注意し、必ず安全カバーなどは使
  用して加工作業にあたってください。機械を点検する時は、必ず電源・コンセントを抜
  いて有るのを確認してからおこなってください